こどものおもちゃのあらすじ結末と最終回!人形病や直純のその後について☆全巻試し読みも!
目次
今回は『こどものおもちゃのあらすじ結末と最終回!人形病や直純のその後について☆全巻試し読みも!』です。
小花美穂先生の不朽の名作『こどものおもちゃ』はアニメ化や舞台化もされ、今でもファンの多い漫画の一つですよね!
『こどものおもちゃ』を初めて読んだのは小学生の時でしたが、紗南と羽山のコンビを見て『こんな関係いいな~♪』と思ったものです。小学生で羽山ほど捻くれた子って…まぁいるんでしょうね(笑)。
こどものおもちゃのあらすじ結末と詳しい最終回、そして、紗南がかかった心の病である人形病や紗南にフラれた直純くんのその後について書いて行きたいと思います!
さっそくネタバレして行きます☆
こどものおもちゃのあらすじ!紗南の宿敵・羽山は小学生の時同じクラスだった
紗南と言えば、芸能界に片足突っ込んでるけど教室では静かにしている女子児童ですよね!
しかし、羽山が同級生の女子にひどい仕打ちをしたことで紗南の堪忍袋の緒も切れて、羽山に宣戦布告し先生イビリや学級崩壊をやめさせるようにします。
『こどものおもちゃ』が出版された頃は、”学級崩壊”という問題が世の中で取り沙汰されている時期でしたが、『こどものおもちゃ』の作者である小花美穂先生もそういった時代背景を漫画作品に織り込もうと思ったんでしょうね。
紗南は羽山の恥ずかしい写真を撮り、それを脅しに使って先生イビリや授業ボイコットをやめさせます。
教室には平和が訪れますが、羽山は同級生とつるむのをやめて一人でいるようになり、紗南は羽山のことが気になります。
紗南が羽山を気にかけ羽山の家を訪ねたりしていると、羽山が羽山家族と上手くいっていないことを知りモンモンとします。羽山姉に至っては「悪魔!出てけ!」と羽山を怒鳴り散らします。
羽山姉は、故・羽山母は羽山を出産した時に亡くなってしまったことで、羽山にずっと八つ当たりしてきたようです。
紗南はちょうどその時に受けたドラマの仕事で羽山と同じような家庭環境の女の子を演じることとなったので、羽山家族に「”悪魔”なんて言われて育ったら、本当に悪魔になっちゃうよ!この親子丼バカ!!ドラマ観て下さい」と言って、羽山家族が家族としてやり直せるように羽山家に風を起こします。
羽山一家は紗南に言われたこと、そして紗南が出演したドラマに影響され、それまで自分達がやって来たことを客観的に考えて、悪いことをしたを自覚します。
羽山父は、夜は一人で買い食いする息子を迎えに行き、ちょっとの認識のズレでバラバラになってしまった家族の絆をもう一度修復すると決めました。
そもそも、羽山は自分の父親に『嫌われている』と勘違いしたことで自分から距離を置くようになり、それを父親が上手く止められなかっただけで、羽山姉は受験のプレッシャーで今まで以上に弟に辛く当たってしまっていただけでした。
羽山父親も羽山姉も羽山に優しくなり、羽山も家族が自分を気にかけてくれるのをすごく喜んでいました。(表情にはあまり出ませんが笑)
こうして、紗南は羽山の家族との絆を再生し、羽山を地獄のような日々から救い出したのでした。
そして、羽山はドラマで自分のような役を演じる紗南を見て、紗南のことを好きになったのでした。紗南にキスしたり色々と態度で表したりしますが、紗南は中学に上がるまで全く気が付きませんが!
こどものおもちゃの結末と最終回!紗南と羽山が上手くいきそうな時に、また一波乱、二波乱。小森や人形病など
羽山は、紗南が直純と付き合っていると思い紗南の親友・風花と付き合いますが、紗南は実は直純と付き合ってはいませんでした。
本当は紗南が好きなのに風花と付き合い続けることで羽山はどんどん荒み、どうしようもない鋭い目つきの羽山に逆戻り…。ついに停学処分になります。
その頃には紗南は『羽山が好きだ』と自覚しており、羽山のことが心配で仕事の帰りに見かけた羽山を大急ぎで追って話します。
羽山も紗南じゃなければだめだと自覚し、風花と別れて紗南とちゃんと付き合うと決めます。そう紗南に伝えて、羽山が傷つけてしまった同級生・小森を助けに樹海へ向かいます。
小森は羽山にムゲにされたことで「じさつする」と遺書を書き、羽山にだけ「F湖の樹海で」とわかるようにします。羽山の机にそれが書かれた小森の日記が入っていたのです。
羽山は小森を助けることが、今まで自分がして来た罪滅ぼしになると思って小森の元へ向かいますが、憧れだった羽山にムゲにされ時ずついた小森は自暴自棄になって「羽山を刺しコロして自分もしぬ」と言います。
しかし、結局小森は羽山の右腕を刺しただけ「ころす」なんて本心ではなく、気の済んだ小森に「帰るぞ!」と羽山は声をかけ二人は帰ります。
二人が駅から出てくると警察や小森母がいました。小森母は典型的な教育ママで小森の友達も勝手に決め、今まで小森をがんじがらめにして来ました。
小森母は「羽山のせいで宅の息子は…!!」と怒りを露わにして羽山にビンタ。そのまま羽山は倒れて左腕からの出血多量が露わになり即入院手術となります。
小森は警察に事情聴取されることになりますが小森母は必至で「息子はそんなことしない!」と言いますが、小森は「今回だけじゃなく、僕は今まで何回もころしてきました。あなたの前で僕自身を」と初めて母親に自分の気持ちを伝えます。
小森は羽山と色々と話し羽山が受け止めてくれたことで、冷静になり、自分の気持ちを母親にちゃんと話そうと決意することが出来ていたのでした。
羽山はしにかけた状態で夢を見て、そこには亡くなった母親がいます。羽山は「まだこっちにきちゃだめ」と言われ母親に助けられ息を吹き返します。
数日後、小森は保護観察処分となり、母親の親戚のところへ引っ越すことになります。羽山は入院していましたが小森の引っ越しを紗南から聞き、紗南と二人で小森の見送りに行きました。
『こどものおもちゃ』結末と最終回では紗南の人形病が中心
小森のことがひと段落し、紗南と羽山は晴れて付き合うようになります。
幸せいっぱいの紗南でしたが、幸せは長く続かずに羽山父が仕事の関係でロスに転勤することになり羽山もついて行くことになります。
羽山は父親を説得しますが父親は頑として「家族で行く」と譲りません。理由は羽山の麻痺した右腕をロスにいる名ドクターに治療してもらうためでしたが、まだ確証が出ずそれを羽山は言っていませんでした。
羽山を小森の元へ行かせたことで羽山の右腕が動かなくなってしまったことを紗南はとても深く後悔しており、もし羽山の腕を治すためにロスに行くんだと事前に知れれば、紗南ももちろん賛成して人形病にはならなかったことでしょう。
しかし、大人の事情で羽山と理不尽に離れなければならないと思った紗南は、知らず知らず心の負担が大きくなってしまい人形病を発病してしまいます。
人形病とは、一切の表情がなくなってしまう心の病気です。しかし、紗南本人は幻覚で鏡に映る自分は笑顔に見えているので、本人はその自覚がないのが問題です。
紗南が人形病になってしまった原因はやはり新生児の時に置き去りにされたことであり、無意識に『置いておかれたらさびしい、置いて行かれればしんでしまう』という気持ちが沸きあがってくるようです。
羽山や紗南母、玲(紗南のマネージャー)も紗南の人形病に慎重に対応します。
しかし、現実から目を背けるために紗南が羽山を誘い行った旅行先で、羽山も紗南の人形病を「甘えだ」と怒り、「俺だってさびしいんだ」と涙を流しながら自分の抑えていた気持ちを吐き出します。
羽山の弱さを見て、愛しさや羽山が自分を想ってくれる気持ちに気づかされた紗南は羽山を抱いて、「ごめんね」と謝り羽山と泣いているうちに寝て朝を迎えます。
翌朝に紗南は人形病が治っており、本調子ではないですが表情が戻り柔らかな雰囲気を取り戻します。
紗南母も紗南がどこへ行ったのか把握しており、朝にはホテルのロビーにいて紗南達と会います。
紗南の表情が戻っていることに安堵した紗南母は、羽山がロスに右腕の回復手術を受けに行くという真実を紗南に話し、紗南は本来のキラキラした笑顔でその事実に喜びました!
羽山がロスにいる間も二人はラブラブで、羽山が帰ってくるとイチャイチャしていました(笑)。羽山の右手は前よりも動くようになり、空手もきちんとできて日常生活を送れるほど回復していました。
紗南はラジオの仕事で「シにたい」という悩みを送って来た女の子とアポを取っていたため、羽山や友達とその子の元へ向かい明るい笑顔で元気にします。
紗南とには暗い過去があるけれど、仕事の幅を越えて悲しんでいる人をハッピーにする力があります。そのおかげで羽山も今は幸せになりました。
紗南は人形病にこそなりましたが、人形病を乗り越えて一回り成長し、また深い優しい愛を持って人生を進んでいきます!
ここで『こどものおもちゃ』結末と最終回のネタバレは終わりです☆
『こどものおもちゃ』紗南の人形病って何??
『こどものおもちゃ』で衝撃的だったのは、あの明るくてポジティブで慈愛に満ちた紗南ちゃんが人形病になってしまうことですよね。
人形病は単純に表情がなくなる病ですが、特徴は本人がそのことに気づいていないことです。しかし、紗南は写真の自分の顔を見て自分に表情がないことを自覚します。
ということは鏡で自分の顔を見ている時だけ幻覚として自分に表情があるように見えているということなんでしょうが、紗南の場合、写真で自分を客観的に見た時には羽山と二人きりだったので、逆に心があえて”表情がない”ことを自覚させて、人形病になってしまったこの状況を打破しようとしていたのではないかと思います。
いわゆるトラウマの克服ですね!
“表情がなくなる”とか、”笑えなくなる”というのは精神病では結構あることで、心がエネルギー不足の時になりがちです。心とは言いますが、要は脳内の幸福ホルモン(セロトニン)などが足りていないという状況の時です、
紗南ちゃんは心の支えだった母親に「実は継母だ」と教えられた時も『もしかしたら捨てられるんじゃ?』という思いに駆られ人形病になり、羽山がロスて行くと聞いた時も『一人にされたくない!』と思います。
新生児のわずかな時間だけですが、公園のベンチに置き去りにされた紗南は『一人になること』や『愛情がないこと』にとても敏感です。
それが人形病にになってしまう引き金になっています。
しかし、母親や羽山とのことを乗り越えて今があるので、新生児の頃のトラウマを克服し今後は心に負担を強い過ぎないように上手く切り抜けるのではないかと思います!
また人形病になることがあっても、また何かのきっかけで成長しきっと治すことは出来ます。そこら辺は、うつ病などの精神病と同じですね☆
こどものおもちゃの直純のその後が意外!もう女の子とは付き合えない男子になってしまった直純くん…!
『こどものおもちゃ』の続きのストーリーが収録されている小花美穂先生の作品『ハニービター(honey bitter)』の番外編『ディープクリア(deep clear)』に、直純のその後が描かれています。
何と紗南のことが好きで紗南を目指して芸能界へ入った直純ですが、今でも紗南が好きで、その想いには封をしているだけです。
他にも色々な女の子と出会いましたが紗南を超える子は現れず、結局誰とも交際はしませんでした。
このままもう一生好きな人もできず生きていく…と思っていた直純ですが、芸能界の後輩俳優の男の子に告白されます。
直純はそれを受け入れて、その後輩俳優くんと付き合うことにします。すると、なかな穏やかでしっくり来る関係になり『こんなのもいいな』と思い始めたようです。
というわけで、直純のその後はズバリ
男性と付き合い、長く交際して行く
というものでした!!
『こどものおもちゃ』を最初から見ていて直純君ってどうなるんだろう?とその後が気になっていた私としては、この展開はびっくりでした!
しかし、『こどものおもちゃ』作者である小花美穂先生からしてみれば直純はその後男性と付き合う…というのが一番しっくり来ていたそうです。
直純君の恋の結末が男性とは…!紗南はどう思うんでしょうかね??どうも思わないでしょうか(笑)?
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