月影ベイベ最終話と結末ネタバレ！蛍子と光、円はどうなる？最終話(45話)は何と…！！*フラワーズ5月号
目次
小玉ユキ先生の月影ベイベがフラワーズ5月号で最終話となり、結末を迎えました！
蛍子、光、円の話が終わってしまいましたが、ハッピーエンドな最後に涙とその後の想像が止まりません。本編が終了して続編も期待される月影ベイベですが、最終話結末はどうなったのか！
さっそくネタバレして行きます☆
月影ベイベ最終話と結末ネタバレ！蛍子と光、円はどうなる？最終話(45話)は何と…！！
おわらの盆の祭りも最後の夜になります。
まだ人の集まっていない通りで、円は漸次と胡弓弾きの仲間と共に一発目に月に関するおわらの歌を歌い奏で始めます。円は弾きながらいつもよりもやたら明るい月を不思議に思っていると、聞き覚えのある鈴を笠に下げた女性が通りの向こうから踊ってくるのが見えました。
『なんだ、蛍子か』そう思った円でしたが、周りにいる人々がその姿に気づいていない様子にハッとします。そして、その女性の口元には、見覚えのあるキュッと口角の上がった笑顔が垣間見えました。
後ろに気を取られている円は漸次に話しかけられ「お前らにはも見えんがか？」と聞きます。そう聞いてその女性の方を見てみると、口から舌をベッと出していました。
そこで、その女性が間違いなく繭子だと気づいた円は涙を流しながら「雁がね唄ってくれんけ」と、繭子が一番好きだった唄を注文しました。円の様子にややびっくりした漸次は「どうした」と聞きますが、円は「気がふれたかと思うやろ。でもはっきり見えとんがよ。踊りながらついてくるあいつが」と答えました。
後ろを振り向いても何も見えない漸次は「…ふん、惚れた男にしか姿見せん気やな、ケチやのう」と繭子に言い、「うらやましいわ」と円に返しました。
“雁がねの 翼欲しいや海山越えて わたしゃ逢いたい オワラ 人がある”
いつもより冴えまくった円と漸次の胡弓と唄に鳥肌が止まらない胡弓仲間ですが、二人について行き終えると「キレッキレでかっこよかったぜ～！(スギちゃん風ではない)」と言っていました。
踊り子達も集まってくる時間になり、円は蛍子と光を見かけます。ちょっと頬を赤くしつつ仲良くしゃべっている二人を見て、まどかは安心したような笑顔をして話しかけずその場から離れました。
そして、朝まで踊りっぱなしのおわら最終日夜の盆の祭りが始まり、通りには踊り子と胡弓弾き、唄い手が会し夜明けまで祭りは続きました。
『終わりがあって 始まりがある 繰り返しながら繋がっていく おわらみたいに』
そう思いながら円はお盆に現れてくれた繭子を想い、娘の蛍子を想い光を見つめていました。そして、小鳥がチュンチュン言う頃におわらの盆の祭りが終わって行きました。
月影ベイベの最高な結末
何年後(カレンダーでは2016年4月)か、円は蛍子とケータイで話しています。
「胡弓と衣装、あと他にあるものはあるかのう」「それはもう包んだ。いくらでもいいやろ」「光は…おりゃ落ち着きないのう」「いい大人ながやから、主役らしくどっしり構えとけ言うとけ」
と話した後に時間なので電話を切り、ネクタイを締めた正装で玄関にある繭子の写真に円は「楽しみやのう、娘の花嫁姿」と話しかけました。
円は繭子の写真を持って車に乗り、おわらの唄を歌いながら光と蛍子の結婚式へ向かいました。おわらの盆の祭りの時に繭子が現れた通りには、チリンチリンという鈴の音が鳴り響いていました。
ここで月影ベイベの最終話結末のネタバレは終わりです☆
月影ベイベ最終話(45話)結末の感想
月影ベイベの最終話(45話)結末の感想、いかがでしたでしょうか！！涙なしには見られない最高の終わりでしたね！
繭子はガンの闘病中に見た『ご褒美みたいな夢(＝雁になって蛍子たちが踊っているのを上空から見る夢)』っておわらの歌詞にあったんですね、知らなかったです。この唄をまず一番初めに唄った円達ですが、繭子はどの唄だったにしろ円の前に出るつもり満々だったのでしょう(笑)。
蛍子が円に気持ちを伝えようか迷っている時も、同じ通りに繭子は姿を現していましたね。いつも通りの笑顔で、悩む蛍子のことをそっと心配していました。
蛍子が円とのことを消化して光の想いを受け入れたことで、繭子の心配は円へと移り今度は円の前に現れたのでしょう。円もイタズラっぽく舌をベッと出す繭子を見て、本当に嬉しそうに涙を流していました。
しかし、繭子さん…。漸次一応仲が良くて繭子のことが好きだったのに、漸次には姿を見せないなんて本当にケチですなぁ…(笑)。漸次ももう一度でいいから会いたかったと思いますよ。
毎年おわらの盆祭りはありますが、繭子のことをそのたびに円は見れるのかもしれません。何年後かの光と蛍子の結婚式にも繭子の写真を持って行っているので、繭子のことを生涯愛する代わりに繭子は毎年姿を見せてくれるのかな？と思いました。そうだったなら円にとって幸せなことですよね。
蛍子中心に始まった月影ベイベですが、最終話結末を見てみると円の物語だったということがわかりました。
最終話のカラー絵は円が通りでひとり胡弓を弾いている絵でした。夕方ごろに、大きく明るい月の前で胡弓を弾く円。円と月の間には雁は数羽飛んでいます。
円の変わらぬ繭子と蛍子に対する愛と、円と血のつながりがある光の蛍子に対する愛。おわらを通じても絆のあるそれぞれですが、前回の作品『坂道のアポロン』とは違う、男女の愛の形でした。
光と蛍子がどんな風にして結婚まで行ったのか気になりますので、是非『坂道のアポロン』と同様に単発でその後エピソードも小玉ユキ先生には描いていただきたいですね！全力で待っています！！
長い間の連載、本当にありがとうございました☆
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